マカンとお散歩! ~New life with Macan~

初ポルシェ。人生が変わったわけではありませんが、生活は変わりました。人生も生活も英語だとどちらもlife。ややこしいな。

「素」の乗り味。

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車内でも家の中でも、かかすことができない取説。

マカンに乗り出してひと月がたちました。ここで、自分なりに短評を記します。

ちなみにグレードは「マカン」。もっともベーシックな、いわゆる「素マカン」です。オプションはいろいろ付けていますが、駆動系はフルノーマルにこだわりました。初めてのポルシェなので、まずは「素」を味わってみたかったのです。

自身の車歴上、ほかのポルシェとの比較はできません。前車はメルセデスCLKカブリオレ。この車は新車で購入してから15年間お世話になりました。また、その間、トヨタエスティマハイブリッドの2台持ちの時期もありました。

レビューは主観にもとづくものですが、上記2台との比較を主にしている部分もあります。

さて、レビューです。

マカンに乗って、まず初めに感じたことは「ブレーキが効く~!」。前車の老メルセデスのブレーキが甘くなっていたこともありますが、マカンは軽く踏んでもカックン、カックンと前のめりに……。まるで、運転が下手になったようでしたw。

エンジンはよく回ります。信号発進で踏み込んでも3000回転を超えてしまいます。慣らし運転のため4000回転以下をキープしたいので、あわててアクセルを離すこともあるあるですね。

オートマチックはノーマルモードだけの経験ですが、ポンポンとギヤがよく上がります。なるべく回転をおさえようとする省エネ志向なんですね(それでも回ってしまうのですが)。慣らし運転が終了したらスポーツモードを試してみたい。

ギヤはポンポンとあがるのですが、ショックは皆無。メーターパネルを見なければ、今何速に入っているかわかりません。それほど無変速的なのです。ちなみに老メルスは変速ショックが大きくて(特に減速時)、まるで運転が下手になったかのようでしたw。

エンジンの音は、まあそれなりに室内に侵入します。4気筒の音がします。静かではないです。前車メルスはひと世代前の車両造りで、ダウンサイズなしの自然吸気6気筒で、排気量は3500(毎年の自動車税が高かったな~)。踏めば相応に吠えますが、クルーズ中は、低くくぐもった音がするだけでした。

ポルシェやベンツはどちらも音質はいいと思います。機械が動くのだから音はする。する以上は、しっかりと工夫(演出)をしている感じ。

意外ですが、「うるさい」と思ったのがエスティマ。え、ハイブリッドなのに? と思うでしょ。確かに、モーター走行のときは静か、というか無音です。でもアクセルを踏み込むようなシチュエーション(急発進)ではエンジンがうなります。その時の音が「ビーン」みたいな、なんとも貧相な……。モーター無音の静けさからの落差がたまりませんでした。←エスティマ君、悪く書いてゴメン。君のいいところはたくさんある。いつかちゃんと書くから。

ハンドルが重いのはマカン。メルセデス国産車とくらべると「しっとり」と重い感じでしたが、マカンはもう「カッチリ」と重いんですね。私は重いの好きですが、国産車の楽々クルクルが好きな人には負担があるかも。ちなみにマカンは、ハンドルまわりのレバーも重くて、というか固くて、「カッチリ」感が半端ないです。

ハンドルの重さと相まって、直進性はピカいち。特に高速道路でのそれ。動かざること山のごとし。安心感がありますよ。このあたりはさすがアウトバーンの生まれですね。

グリップ感もいいです。これは四駆だからかもしれませんが、4輪が地面に食らいつきます。FRのメルスの場合、雨カーブでズルっときて横滑り防止装置が介入したりしましたが、マカンではいまのところ、その経験はなし。

こうして書いてみると、いいことだらけのマカンだけど「幅」はそれなりにあります。狭い道だと思いっきり緊張します。住宅街にありがちな、奥の細道みたいな私有道に入ってしまったら、きっと大変なことになる。それは絶対に避けたいですね。

他にもお伝えしたいことはまだありますが、今日はこの辺で。