私の近い人にロシア人がいて、新築マンションのモデルルームによく行くそうなのです。
そしてそのたび、落胆することがあるのだと。
それは、オプションが少ないこと。しかも、いろいろな部分のオプションがパッケージになっていて、個別に選べなかったりもする。
聞けば、ロシアの新築マンションの場合、コンクリートむき出しだったりするそうです。つまり、インテリアは全部オプション、というかほとんどオーダーメイドなのだそう。そして、自分だけの「お気に入り」を作るのだとか。
なぜ、そんな話を持ち出したのかというと、ポルシェのオプションがまさにそれ!
高額でありながら、レクサスやメルセデスなら標準のものが装備されていないのです。たとえば、ドライバーズメモリーパッケージとかキーレスエントリーとか……。あと、フロントシート背面の収納ポケットもないのですよ。
まあ、ポルシェは走りが命! ですが、マカンは日常使いもするので快適さも求めたい。あと、長く乗るのでルックスも「好み」を通したい。
そこで、ポルシェのホームページを訪れて「コンフィギュレーター」でシミュレート。素のポルシェに好みのオプションを足していくと……。
もう、お分かりですよね。控えめに控えめに、と念じていても、たちまち200万オーバーの世界へ! サラリーマンの懐を直撃します。
ちなみに、購入を検討していたレクサスRXの場合、欲しいオプションは「カップホルダープレート」のみでした(笑)。税込み7700円なり。初めから標準でなんでも付いていました。ホイールなんか20インチ履いてるし。
マカン購入にあたって、実際に契約書に判を押すまでは、この「コンフィグレーター」と悩ましくも楽しい時を共有しました。
次回は、そうして付けたオプションが、実際に乗り出してみてどうだったのかを検証します。