新車購入にあっては、検討車のホームページを何度も訪れますよね。そして、そこからデジタル版のカタログを開いて、それこそ、穴のあくほど見ることに……。
そうして、ボディのスリーサイズやらエンジンの数値、あるいはポエムなども諳んじて言えるぐらい読み込んで、空想して、ディーラーに試乗の申し込みをするのです。←私はそうですけど、みなさんも……ですよね?
いざ、試乗します。
試乗は、これまで主にカタログで知り得た情報を、五感で「答え合わせ」をする場だと思っています。
しかしながら、ドアを開けて乗り込んだとたんに戸惑うことも……。いきなりカタログ外の情報がわが身に降りかかってくるからです。
それは何かと申しますと「匂い」です。
実は日本人って、匂い(香り)に関しては、とても寛容な民族なのではなか、と。
寛容といっても、臭い臭くないはさすがに敏感です。ですが、いい匂いとそうでないものの差は、実はどうでもいいんですね。
なぜそんなことを書くのかというと、国産車の試乗でたびたび、車内の匂いがいけてないケースがあるからです(失礼)。臭いのではありません。でも、何かケミカルな匂いがする。……そしてそれは、車両のグレードや価格とは関係なしに起こりうるのです。
マカンについて言いますと……。
サファイアブルーの車体が見たくて、でもディーラーにはなくて、中古車販売店に行きました。セールスの方が付いてくれて車内に入ったら、新車の匂い(=好ましい匂い)がまだしていました。
おやっと思って、メーターみると走行距離1万6000キロ。
まじかと思って、窓ガラスの車両情報を見ると2年落ち。
これ、うそのようなホントの話。
なんで、新車の匂いが持続していたのか、いまだに謎が解けません。中古車屋さんだって、そんな技術は持ちあわせていないですよね。なんでだろ?
私のマカンの場合は新車なので、あたりまえ体操ですが、新車の匂いがします。
匂い、それからここでは触れませんでしたがエンジン音など、カタログに数値が出ない部分でも、ポルシェはよくやっていると思います。
逆に、もし匂いに数値(基準)ができて、カタログに記載されるようなことになれば、国産車もちゃんとやってくると思うのですがね。どうでしょう。
あ、そうそう。ポルシェのカタログに記載がなく、納車当日まで知り得なかった情報がありました。それは、地デジチューナーが付いてないこと。テレビ見れません。
ん、でもいいのか?
装備は付いているからこそ、記載がある。
地デジは付いていないのだから、記載がないのが、あたりまえ体操?