マカンの認証タイヤを比較したい。
その指標として、各社がホームページで謳っている「当社比」ではなく、
統一された基準を用いて、横並びで比べたい。
そう思って、いろいろと調べていたら、「UTQG」という基準にたどり着きました。
北米で販売されるタイヤに義務付けられた、アメリカ運輸省が定めた基準です。
ちなみにUTQGとは、Uniform Tire Quality Gradingの頭文字のようです。
さっそく、マイマカンのタイヤが19インチなので、
19インチで比較してみたいと思います。
あっと、その前に……。
前回のブログでリストアップした19インチのブランドの中の
「グッドイヤー」と「ハンコック」の当該タイヤは、
すでにカタログ落ちしていました。
供給をやめてしまったので、このブログでも外します。
比較するブランドは、
「ミシュラン」「ピレリ」「コンチネンタル」「ネクセン」の4つになります。
UTQGの構成要素は、次の3つから成ります。
・TREADWEAR
ずばり、「摩耗指数」を表します。数値が高いほど、摩耗しにくいタイヤといえます。逆に数値が低い場合は、その分、グリップ力に特性をおいている証になります。
・TRACTION
ウエット路面でのストップ性能。4段階評価でAAが最高値となります。
・TEMRERATURE
耐熱性能や放熱性能の評価。3段階評価でAが最高値。
さて、認証タイヤを、こちらで調べてみました。
アメリカのタイヤ屋さんのHPです。もちろん、英語なのですけれど。
このサイトの各メーカーの「ロゴ」から、「製品名」→「サイズ」と進んでいくと、
たどり着くことができました。
こちらはネクセンの場合ですが、
青囲みのマーカー部分に「認証タイヤ(N0)」、
緑囲みのマーカー部分にUQTG表示が見てとれます。
以下、認証4ブランドの数値を記します。
左から、Treadwear、Traction、Temperatureになります。
・ミシュラン 220 AA A
・コンチネンタル 280 AA A
・ネクセン 320 AA A
・ピレリ 400 AA A
※各ブランドの前輪と後輪の数値はすべて同じでした。
※すべてポルシェ認証タイヤ(N0)です。
横並びで見てみると、ウエットと耐熱性能は、すべて最高値。
前回の調べでは、ウエットが劣ったネクセンが、名誉挽回しましたね。
ブランドごとで、大きく違ってきているのが、摩耗性能。
F1にたとえてみると、次のような感じでしょうか。
ソフト→ミシュラン
ミディアム→コンチネンタル、ネクセン
ハード→ピレリ
ミディアムの、コンチはソフト寄り、ネクセンはハード寄りの配合ですね。
こうしてみると、マカンのタイヤのラインアップは、
ソフトからハードまで見事にバランスが取れていますね。
素晴らしい!
でも、購入時に選べたら、もっと素晴らしいのにな(ぼそっ)
ネクセンは、ミディアムのハード寄りでした。
そのタイヤを、がんがん目減りさせてしまった私は、いったい……。
次の選択は、ハードのピレリしかないかも……。
・