素のマカンを走らせてみての印象を。
エンジンフィールにつきましては、下のブログで書きました。
https://www.macan20.tokyo/entry/2020/07/16/004859
今回はサスペンションについての感想を書きます。
素のマカンの仕様は、カタログによると、
「マルチリンク式サスペンション(フロントおよびリア)」。
要するにコイルサスですね。どんなものかというと、これです。
ホイールアーチに顏をうずめて撮りました(笑)。
マカンのカテゴリーはいわずもがなSUV。家族乗り、多目的ユースが前提です。
しかしながら、ポルシェである以上、ユーザーがもとめるのはスポーツでしょう。
この時点で、サスペンションには相反する性能が求められることになります。
そうなると、マカンにとっての「推しサス」は、オプションに設定されている
「ポルシェ アクティブサスペンション マネージメント」(PASM)になるのでしょうね。これならば、日常使いとスポーツ走行を切り替えられます。
いいですね。予算に余裕があれば付けてみたいオプションです。
さて、ノーマルのコイルサスはどうなのでしょう?
まず初めに書いておきますが、タイヤを鳴らすような運転はしていませんよ。
安全マージンをとったうえで、峠や首都高を走ってみました。
タイヤの沈み込みは、わりと抑え込まれています。
その沈みが小さいせいなのか、横Gはかなりきつく感じます。
首都高のとある場所の、下りのきついカーブ合流地点などでは、
Gに対抗するするために、思わず身体を逆(内側)に傾けてしまう自分がいました。
「バイク乗りじゃないんだから」と笑っちゃいましたよ。
限界まで攻め込める技術も度胸もないので、限界値はわかりませんが、
私レベルではサスはへっちゃらな感じです。「ぐにゃ」みたいに腰砕けになることはありません。
これはおそらく、ひとつ上のグレードの「S」と共通のシャシというのもあると思います。
「素」と「S」の重量差は、ちょうど100キロ。馬力の差は102hp。
非力で軽い分、シャシが勝っているのでしょうね。
ちなみに、サスがグニャグニャだったのは、エスティマハイブリッド。
ここにミニバンを持ち出してどうすんだ! って話ですが、
以前、こんなことがありまして……。
買ったばかりのエスティマで首都高を(限界値が低いので飛ばしませんが)
気持~ちよく走ったときのこと。
乗っていた息子(当時8歳)が吐きました。
あの時はごめんよ、息子。